NHK「クローズアップ現代」(3/31)でサマーワでの雇用状況を報道していま
した。

 サマーワでの、日本の職業安定所に当たる「雇用センター」には、
15000人が登録しています。しかしセンターが紹介できた雇用はほとんど
ないそうです。
 登録者で目立つのは、元軍人と帰還した難民だそうです。

 自衛隊は、現地の雇用を150人採用しているそうです。
これでも当初の方針を急遽変更し、大幅に増加したものだそうです。

 サマーワの外務省事務所によると、外務省は国連を通じて、サマーワ周辺で
1500人規模の雇用を創出する事業を開始したそうです。

 15000人と
   150人と
  1500人ですか、
何だかとても覚え易い数字ですね。


『最近になって住民の間では、自衛隊の支援活動のペースが遅く、「目に見える
 形で結果が現れてこない」とか「自衛隊が来たのに暮しが一向に良くならない
 」といった不満の声も聞かれるようになってきました。』
「日本の会社が来ると言っていたのに、全然仕事が増えないじゃないか」
『番匠部隊長は、地元テレビ局の取材に応じ、「自衛隊ができることには限度が
 ある」と訴えました』

 勿論、自衛隊は雇用を創出する機関ではありません。
また、現地の人々が勝手に、一方的に期待を膨らませているとは思います。
しかし、だからといって、これを無視できないし、また、無視していないし、
対応しようとしていると思います。
しかし、その上で、やはり、現地の期待とのギャップはなかなか埋まらないだろ
うなとも思いました。

「サマーワでの雇用」:NHK「クローズアップ現代」(3/31)