<今後1年間最も望むものは?>
・治安の回復 :64%
・選挙の実施 : 8%
・インフラの整備 : 7%
・安定した暮らし : 5%
・イラク人による統治: 3%
・宗教の自由 : 3%
・その他:
<治安回復に何が有効か?>効果あり:効果なし
・失業者に仕事を与える:96%: 2%
・イラク警察の強化 :93%: 3%
・イラク政府に権限移譲:51%:31%
(2004年2月世論調査)
<警察署へのテロ>
「警察が襲われる原因の一つは、犯罪者を処罰する機能が麻痺していることです
。裁判官の多くがフセイン一派として追放されたため、裁判がほとんどできな
いのです。犯人を捕まえても結局は釈放、犯罪者が仕返しに警察を攻撃するケ
ースが相次いでいます。」
都市部の警察署の周りは厚いバリケードで囲まれるようになった
「占領下の一年間で亡くなった警官は、アメリカ軍兵士の犠牲者の数を上回って
います」(600人以上)
今、イラクで最も危険な職業は警察官
警官を辞める人も相次いでいます
ある辞職した警官は、
「私が捕まえた犯罪者の中には、私を脅迫してくる時があります。彼らは私を
逆恨みしている。以前は、殺人など重い罪を犯せば、一生刑務所か処刑されて
いたので、そんな心配はありませんでした。それが変わってしまったのです。
こんな状態では警察に戻りたくても戻れません」
<誰が攻撃しているのか?>
・地元の武装勢力?
・開戦前にフセイン政権が釈放した犯罪者?
・海外のテロリスト?
「グループの境目がはっきりしていない」
「あるメンバーが共通していたり、ある部分では連絡を取り合ったり」
直接市民と接する検問は、米兵ではなく、イラク人警察官が行っている
言葉の問題が大きい
イラク人警察官は緩衝材の役割を果たしている。これは非常に功を奏している
・給与も十分ではない
・装備も十分ではない
<混乱の背景>ファッルージャ
・2003年4月28日:米軍の学校からの撤退を求めるデモに米軍が発砲
・95年フセイン政権転覆・クーデター未遂事件にファッルージャ一体の有力
部族が関与。フセインは弾圧・粛清
95年以降反フセインだった
「古典的・伝統的・閉鎖的」な街(イラク人評)
「『外から来た者』を有害か否か確認する」
<聖地ナジャフ>
宗教と生活が一体化
「イラク:占領下に生きる」:NHK:ETV特集