フォトジャーナリストの広河隆一氏の DAYS JAPAN 9月号に、
『米軍「自作自演」爆弾テロ現場!?』と題する記事が載っています。

 國森康弘氏というジャーナリストの記事です。

 2004年6月2日正午頃、バグダッドで自動車爆弾テロが起きました。
子供を含む死者4人、重軽傷者27人という事件でした。


 被害者や多くの付近の住民は、大爆発の30分程前に、米軍のハマー型軍用車輌
2台と赤い車が連なって現場に現れたのを目撃してる。
 2台の米軍車輌は数分間停車してから去り、赤い乗用車からはアラブ系の男が
降りてきた。男はイラク人の一般男性と同じような服装で、携帯電話で何かを
話しながらその場を離れた。その約20分後、置き去りにされた車の後部で最初の
爆発が発生し、男性2人がけがをした。更に子供の泣き声が車内から聞こえ、
人々が集まり始めた。そして十数分後に大きな爆発が起きた。車は大破してひっ
くり返り、辺りは被害者の血や車の部品が飛び散った。

 アルジャジーラやアルアラビーヤなどのアラブ系メディアは、目撃者の証言と
して米軍の関与を伝えた。

 國森氏の分析では、イラクで起きている爆発や戦闘は、
@イラク人ムジャヒディンによるもの
Aアルカイダなど外国人テロ組織によるもの
B米軍など占領当局によるもの
 の三つに大別できるという。

多くのムジャヒディンは市民を巻き込むのを極力避け、米兵らのみに的を絞る。
その為、占領に抵抗し、国を守ろうとするムジャヒディンに対して、その何倍
もの数の市民が情報や資金の提供で協力している。

 外国のテロ組織は標的を倒す為に手段を選ばない。無差別に多数の市民を巻き
添えにし、残虐な殺害を実行するやり方はイラク市民やムジャヒディンの間でも
反発が強まり、国外追放の動きが出るなど軋轢も生じているという。

『米軍「自作自演」爆弾テロ現場!?』(DAYS JAPAN 9月号)