FF-X2 のサウンド・トラックを買いました。
今度は、リュックのストラップ付きです。
OPとED、特にEDの歌「1000の言葉」が好きです。
カラオケで熱唱するべく毎日練習してます。
 
 イラク問題の本を何冊か読みました。
「イラクとアメリカ」(岩波新書)
「アメリカのイラク戦略」(角川one新書)
「イラク」(光文社新書)
「クルド人 もうひとつの中東問題」(集英社新書)

 フセインの銅像を倒し、歓喜する民衆。
それは確かに事実なんですが、それは百人くらいで、
その映像はアメリカのCNNのものです。
アラブ湾岸の国カタールのアルジャジーラの放送では、その歓喜する
百人くらいの更に周りには、その数倍の民衆が取り囲んでいて、その人たちは、
歓声もあげず、拍手もせず、泣いている人たちもたくさんいたそうです。
 アメリカの情報操作を感じます。
 アルジャジーラのバクダット支局は、米軍に爆撃され、記者が一人
亡くなりました。アフガニスタン空爆の時も、アフガニスタンのアルジャジーラ
支局が爆撃されたことと合わせ考えると、米軍の意図的な爆撃、恫喝だと
考える方が自然だと、私は思います。

 確かにフセインは極悪人です。イラク人を数十万人も殺害してきています。
国内の批判勢力に対しても。秘密警察と密告制による恐怖政治。
更にクルド人を20万人も虐殺してきました。生物兵器すら使って。
イラン・イラク戦争ではイラン軍に対しても使用しました。
対イラン、対クルドに生物兵器を使用してもアメリカは、黙認してきたのです。
そもそも対イランという限りで、アメリカや湾岸諸国はイラクに対して、
軍事援助、経済援助をしてきたのです。
 しかし空爆では、一般市民も数多く死傷者が出ています。
イラク兵といっても、給料の為に軍にいる人たちも多いでしょう。
その圧倒的な軍事力で、アフガニスタンとイラクで、そういう人々数万人を
殺戮するアメリカ。
アメリカこそが最大のテロ国家ではないのですか。
アメリカこそが最大のならず者国家ではないのですか。


 FF-X2 のED曲「1000の言葉」
 だから、書店を徘徊していた時
「千のため息、千の涙、千の反乱、千の希望」という本の帯の文字に
目が止まりました。
 クルドの古詩だそうです。
 そういえば、ノアの箱舟が着いたという伝説の山、アララト山は、
クルドの聖なる山だそうですが、何となくガガザト山と響きが似てませんか?

 イラン、イラク、トルコの3国にまたがって住むクルド民族について、
初めて知りました。その人口は2500万人から3000万人だそうです。
自分達の国を持たない最大の民族だそうです。
それぞれの国から迫害されてきました。百万とも二百万人とも言われる
くらい虐殺されてきました。その3国とアメリカにさんざん利用されてきました。
特にトルコでは、1000万人くらいも住んでいるのですが、トルコ政府は、
「トルコには、トルコ民族しかいない」と、クルド人の存在自体を認めません。
クルド語の使用すら認めていません。クルドに言及する政党は、ことごとく
非合法化されてきました。トルコ国内に5000あったクルドの村の内、
何と4500を燃やし尽くし、強制移住させました。
 まるで、クルド民族そのものを、この世から抹殺しようとしているとしか
思えません。
 こんなことが、21世紀現代で行われているんですね。
 そんなトルコはNATO軍に加盟している訳です。
EU加盟申請もしてるんですが、さすがに、西洋諸国は、「トルコの人権問題」を
理由にトルコのEC加盟を認めていません。

 千の言葉