http://www.home-tv.co.jp/co/press/20050806.html
・2005年6月セルビアのビンチャ核科学研究所
劣化ウラン弾に汚染された土壌をドラム缶に詰めている
25マイクロシーベルト/h(日本の自然値の約350倍)
日常生活で受ける放射線量2400マイクロシーベルト/年間
(国際科学委員会)
劣化ウラン弾が使用されたのは、
・1991年湾岸戦争
・1995ボスニア紛争
・1999年コソボ紛争
・2003年イラク戦争
これまでに使用されたのは2330トンと推定されている。
・ボスニアのハジッチ市
旧ユーゴ最大の戦車・兵器整備工場
1995年の空爆で1500発の劣化ウラン弾が使用された
2002年に国連環境計画が環境汚染を調査。人体への影響を認めていない。
周辺の3倍の放射線量
空爆された工場の周辺住民は、ブラトゥナッツ市(ボスニア)に移住
三千人中千人がガンで死亡
・カシンド総合病院(ボスニア)スラフコ・ジュドラレ院長
ガンの統計:1996年から2002年にかけて4.5倍
「普通では考えられないことが起こっているのです。
一つの器官に一度に二つ三つの腫瘍ができるのですよ。
普通では百万人に一人ほどの稀なケースです。
この新事実は多発性ガンが増えていることを示すものです」
長さ10センチの劣化ウラン弾の表面が黄色い。
黄色いのは酸化ウランで、イエローケーキと呼ばれるもの。
イエローケーキは、天然ウラン鉱石を精錬した後の状態
線量計の針が振り切れる(3.3マイクロシーベルト/h)日本の自然値の約50倍
ビンチャ核科学研究所のヤゴシュ・ライチェビッチ課長は、
「あのイエローケーキは天然ウランより流動性が強い。たった300グラムですが
粉となって広がり、水に溶けていたる所に浸透します」
劣化ウラン弾が使用された場所は、
セルビア政府が管轄している場所では4か所。
旧ユーゴ全体では、100か所以上。
フィンランド・クオピオ国立大学のキース・ベイバーストック博士は、
2003年までWHOの放射線専門官
「WHOなどの報告よりガンなどになる危険性が高い」という報告書をまとめたが
(バイスタンダー効果)
WHOとしての公表は許されなかった。
「埋もれた警鐘」旧ユーゴ劣化ウラン弾被災地をゆく:テレメンタリー2005(広島ホームテレビ)